誕生秘話〜メイドリフレ 秋葉原の女中カフェー「ほぐし茶屋 霞」〜

  

「ほぐし茶屋・霞」誕生秘話

時は大正。都の外れにある森の近くに、とある高貴なお方のお屋敷がありました。お屋敷の主は伯爵様。伯爵様は誰からも好かれ、頼りにされるお方で、お屋敷はいつも伯爵様を慕う人々であふれていました。特に震災後は、大きな被害を受けた都を、そして大日本帝国を復興させるために力を尽くしている旦那様たちとの交流が多くなっていました。伯爵様は、身を粉にして働く彼らの話を聞いたり、陰で彼らを支えている奥様やお嬢様たちの姿を見たりするにつけ、なんとか彼らを癒してやることはできないものかと思いをめぐらせていました。

そんな伯爵様の心のうちを誰よりも理解していたのが、ご子息の若様です。若様は、敬愛するお父様の力になろうと、ある名案を思いつきます。それは、お屋敷の離れを茶屋に造り変え、その場を疲れ果てた旦那様や奥様、お嬢様たちの癒しの場にすることでした。

若様はまず、知りうる限りの人を頼って、癒しの場で働くのにふさわしい娘たちを集め、教育を施すことにしました。

町からは、それはそれは美しい娘たちが集まりました。そして、選ばれた娘たちには、当代一の師範たちによって高度な癒しの技が伝授されました。

心身の疲れを取るために、西洋から伝わってきた「ほぐし」の技法を身につけた娘たち。
日本舞踊から、和の文化、気遣い、もてなしの心を学んだ娘たち。
「食」の奥義を習得し、愛情がこもった本当の食のおいしさ、楽しさを知った娘たち。

才に長けた娘たちは、みるみるうちに成長していきます。

娘たちの成長を見守るかたわら、若様は次に茶屋造りに取りかかります。
そして完成した茶屋に、「霞」と命名しました。

茶屋「霞」とは、霧や靄、煙霧などで覆われたおぼろげな空間。一歩そこに足を踏み入れたら、まるで幻を見ているかのような至福のひと時が楽しめる別世界。
そして、霞の中に佇む茶屋で人々をもてなすのは、【霞娘〜かすみむすめ〜】。

霞娘たちは一心に尽くしました。大日本帝国を復興させるために、日夜身を挺して働いている旦那様、彼らを支える奥様・お嬢様を癒すために・・・。

 

時は移って、ここは現代の秋葉原。かつての電気街から急激な変貌を遂げ、オタクの聖地といわれる独自の文化が花開く街。華やかに見えるこの街には、いつしか救いを求めるように、現実に疲れ果てた人々が集まってくるようになりました。便利さと引き換えに、人々は大切な何かを失ってしまったのです。

そんな人間たちの様子を見て憂いていたのは、この地を治める地主神のアキバノミコト様。アキバノミコト様は、疲弊した人間たちに救いの手を差しのべようと、時代をさかのぼりながらその術を探っていました。すると、ある場所で目を留めます。その場所こそは、まさに、大正期に人々に癒しを与えていた「ほぐし茶屋 霞」。アキバノミコト様は、「ほぐし茶屋 霞」こそが、秋葉原に救いを求めてやってくる者たちを癒せる唯一の場所、そして霞娘たちこそが至福のもてなしで人々を癒せる選ばれた者たちであると確信しました。

アキバノミコト様はすぐさま大正へと身を移し、伯爵様と若様の前に現れ命を下します。「汝ら、後の世にてこの茶屋を営み、人々を癒し救え」と。そして持てる限りの神通を使い、「ほぐし茶屋 霞」を大正からそっくりそのまま現代へと移動させたのです。

ほぐし部屋秋葉原に来て1年、娘達はこの地、文化を取り入れ秋葉原流「ほぐし茶屋 霞」を作り上げました。

「ほぐし茶屋・霞」は、地主神の命により、現代の旦那様、奥様、お嬢様たちを癒すために、再びこの世に現われたおもてなしの空間です。安らぎの我が家へ帰ってきたような「至福の時」をご堪能いただくために、おもてなしの心を会得した霞娘たちが、お食事や甘味のご用意から、手や脚のほぐしに至るまで心を込めてご奉仕いたします。

「お帰りなさいませ。旦那様、お嬢様」

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